台北文化小旅行

「中山区」という地名は、国父とされる孫文の功績を記念して名付けられました。区内には大小合わせて68個の公園があり、市内最多数を誇ります。街を散策すると、時代の変遷が感じられ、現在、台北市を南北に走る幹線道路の中山北路はかつて、日本統治時代に日本の皇族が台湾神社を参拝する際に通った「勅使街道」でした。第二次世界大戦後期には、米軍顧問団が成立し、アメリカ文化の色が濃くなっていきましたが、1970年代には日本のビジネスマンたちが台湾に進出し、條通商業エリアを中心に、日本風情を感じる地域へと変化していきました。現在では、産業や商業が発展し、多様な芸術や歴史文化が融合する地域となっています。